しばらくお休みをとれたので、この五日間はおばぁちゃん家で過ごした。移動時間が5時間超かかるので、実質は三日間。
おばぁちゃん家では、毎度のことながら、まったりに負けてしまう。朝から夜までつきっぱなしのテレビとこたつ、お茶飲みながらゆっくり話す。それだけで一日があっというまに過ぎる。夕方になるとご飯の準備。
何も焦らない。
おばぁちゃんの話すことは大体同じ。
何度伝えても忘れてしまうことが多くなっていく一方で、繰り返しねじがまかれる物語は、濃縮され、動かしがたい歴史となる。
もう何十年も使い込まれたこの家は、まったくくたびれた感じがない。それはおばぁちゃんの几帳面な整理整頓のおかげ。わたしにも、こんな風に長い間ひとつの場所を守り続ける力、手入れする力が身についていくんだろうか、生きてゆくうちに。
姫女中(ふざけてわたしのことをこう呼ぶ)がおらんくなったら、またこの広い家に一人だわー
こっちで勤めればいいのに
って、昨晩から言われるたびに、笑って、また遊びに来るね、と言うしかできない。
わたしはここに安心を得にくるけれど、おばぁちゃんの寂しみを受け止めることはできない。勝手だね、ほんとうに。
(しみじみと過ぎたことを書き言葉で振り返ると、いつも暗い心理描写になる……しかし、現実には、満ち足りたなまけたろうの五日間だった!)
年に四回は必ず、帰って来てあげられるようにしよう。ご飯のレパートリーも増やそう。
もうすぐ汽車の時間。
おばぁちゃん家では、毎度のことながら、まったりに負けてしまう。朝から夜までつきっぱなしのテレビとこたつ、お茶飲みながらゆっくり話す。それだけで一日があっというまに過ぎる。夕方になるとご飯の準備。
何も焦らない。
おばぁちゃんの話すことは大体同じ。
何度伝えても忘れてしまうことが多くなっていく一方で、繰り返しねじがまかれる物語は、濃縮され、動かしがたい歴史となる。
もう何十年も使い込まれたこの家は、まったくくたびれた感じがない。それはおばぁちゃんの几帳面な整理整頓のおかげ。わたしにも、こんな風に長い間ひとつの場所を守り続ける力、手入れする力が身についていくんだろうか、生きてゆくうちに。
姫女中(ふざけてわたしのことをこう呼ぶ)がおらんくなったら、またこの広い家に一人だわー
こっちで勤めればいいのに
って、昨晩から言われるたびに、笑って、また遊びに来るね、と言うしかできない。
わたしはここに安心を得にくるけれど、おばぁちゃんの寂しみを受け止めることはできない。勝手だね、ほんとうに。
(しみじみと過ぎたことを書き言葉で振り返ると、いつも暗い心理描写になる……しかし、現実には、満ち足りたなまけたろうの五日間だった!)
年に四回は必ず、帰って来てあげられるようにしよう。ご飯のレパートリーも増やそう。
もうすぐ汽車の時間。